ダフリトップそもそも当たらない人

f:id:tadagolf:20180927023753j:plain

ダフリトップそもそも当たらない人

 

こんにちは猪子です。

ダフリやトップ、そもそもフェースにうまく当たらない。

代表的なミスショットですね。

今回はその根本的な原因について記事にして行きたいと思います。

 

そもそもフォームのせいじゃない

 


ダフリ、トップでそもそも当たらない人の1番大きな原因はなんなのでしょう?
良くあちこちで聞く情報をまとめると

1.身体が右へ左へスウェーする

2.手首の角度が速く解ける

3.手打ちになっている

4.前傾が崩れている

5.アドレスが悪い

6.体重が爪先に偏ってる

7.クラブをインサイドに引いている

8........

9.......

 

正直キリが無いですねw

コレだけダフリやトップの原因が世の中で把握されているのなら、もっとこのミスが出なくても良いと思いませんか?

つまり上に書いたような事は根本的な原因では無いと思わないといけないですね


僕はたくさんのレベルの人たちを見てきていますが、例えば野球経験者で若い方がレッスンに来る事がよくあります。
そもそも野球経験者はゴルフクラブよりも重たいバットをびゅんびゅん凄いスピードで触れるので

腕の振り方であったり、

体にある程度軸が取れていたりします。
iPadなどでスイング映像を撮影しながらレッスンをしているのですが、コマ送りにしてみると、ほとんど僕が打っている姿と変わらない位のフォームでいきなり振れる人もいます。

でも、そういった人でも始めたばかりの人は大きくダフったり、大きくトップをしたり、空振りも出たり、とにかく極端なボールが出ます。

では、なぜ見た目上はかなり良いフォームで振っているのにも関わらず、その様な事になるのでしょう?
私はアマチュアの人たちの悪い動きをデモンストレーションでわざと見せることがあります。

例えば、大きく体を起き上がらせてみたり、クラブをかなり早い段階でリリースをしてみたり。

それでもうまくボールをヒットすることはできます。つまり厳密に言うとボールのヒットというのはフォームはあまり関係ないのです。

フォームによって獲得できるものは圧倒的に再現性の部門です
ダブりトップそもそも当たらないと言う内容のミスショットに関しては、

1番の問題点はグリップからクラブ先端までの長さの道具の距離感があるか?

という事ですね。

手のひらでボールをはたく場合、ある程度「面」をボールのどこに当てるかコントロールできると思いませんか?
自分の背丈の3分の2くらいの長さがあるドライバーは、ボールにぶつかる「面(フェース)」が手から遠く離れているため難しさを感じます。

f:id:tadagolf:20180927023917j:plain

ゴルフクラブに神経を通す

皆さんは、幻肢症候群という言葉を聞いた事ありますか?
幻肢症候群とは、昔、戦争が合った時代等は、地雷があったり、爆弾が飛んで来たりで、足や腕が無くなってしまう様な怪我が戦時中の兵隊さんには良くあったそうです。

その時に無くなったはずの右足の指が痛いなど、

無いものがあると脳が認識してしまう症状の事です。

人間の脳は身体に無いものをあると認識することがあるという事
では、実際に存在しているゴルフクラブなら手で打つくらいの感覚で打てる様になれると思いませんか? 

例えば、鉛筆は手でもって先っぽの芯の部分で字を書きます。

つまり手に持っている先の距離の感覚をうまくコントロールをして筆圧であったり字を書いたりしていますよね?

もし1メートルの鉛筆が仮にあったとして先端が1メートル先にあったら強く下に押し付けて芯を折ってしまったり、折らない様に慎重になって紙を空振りしたり、なりそうって思いませんか?

使い方がわかっている道具でも道具との距離感って大事なんです。

プロゴルファーは、プロになるためにものすごい球数を打ちます。

その分クラブをたくさん振ってクラブの距離感覚というのがもう完全に手足のような感覚になっています。

ゴルフクラブに自分の神経を通す練習をしましょう。

代表的な練習はボールリフティングですね。

ボールリフティングはフェース面の感覚も付くので一石二鳥です。

練習もたくさん打つのも効果はありますが、連日打つ方が神経は通って行くでしょう

その他にも、ボールを適当に5球並べます。

 

アドレスは変えないで全部のボールを1箇所から打つドリル

このような練習する事によりクラブに神経が通って行きます。

ダフる、トップする方は心配しないで打球数が増えてくれば必ず当たるようになります。

これは保証します。

しかし、ドリルをやった方が確実に早く修正されて行くでしょう。

問題なのはこの当たるようになっていく過程です。当たるようになったときにグリップの形が悪い、アドレスが悪い、スイングが特殊、こういった形で当たるようになってくるとかなり再現性と言う面ではマイナスです
あなたの周りにいませんか?

凄い振り方をしているのに上手く打つ人、よくあの振りで真っ直ぐいくなぁ〜という人

あれはまさにクラブとの距離感が身に付いている人のパターンなんですね。

しかしそのスイングでは必ず何かに歪みが起きますし、

〇距離

〇方向性

〇再現性

必ずどれかに影響が出ているはずです。

良いスイングの最大の利点は飛距離、方向性、再現性において有利である事です

ダフリやトップボールそして、うまく当たらないのは、道具を使うスポーツである以上、道具を使い慣れない限り止まる事はないと思います。

この本質を理解しないまま悩んでも解決にはなりません。

クラブに神経を通す事の重要性を理解して練習していけば、

クラブに神経を通るまでに、昔の教えの様にダンプカー1杯分は必要無いと思います。

 

 

ダフリトップそもそも当たらない方!

クラブに神経を通しましょう!