プロゴルファーのお金事情
こんにちは猪子です
今回はゴルフスイングやマネジメントなどのレッスン記事ではなくてゴルファーについて書きたいと思います。
今回はプロゴルファーのお金の事情と日本のゴルフ業界についてです。
プロゴルファーって凄いお金を持っているようなイメージがありますよね?
テレビを見ると賞金王= 1億5000万円獲得とか、
シード権取るには2000万円獲得とか金額がとにかくでかいですよね!
実は日本でプロゴルファーと言われている人はおそらく10,000人近くいます。
一応、明確にプロゴルファーと呼べるのはPGA(日本プロゴルフ協会)の会員だけです
僕が入会したのが5年前。会員ナンバーが8000番台です。
毎年150名程度がPGAに入会していきます。
その中で賞金だけで生活できる人は50人ぐらいでしょう
僕は静岡県に住んでいるんですが、現に静岡県で賞金シードを持っているのは、
藤田寛之プロと宮本勝昌プロの2人だけです。
1%以下です!
では他のプロゴルファーは何をしているのでしょうか?
今回はそんなお話です( ◠‿◠ )
基本は皆んな試合に出たい
プロの人達は基本的には賞金狙って試合には出たいんです!
しかしそこには大きな壁が立ちはだかります。
そう、お金の問題です。
まず、TVで放送されている様なツアー競技に出るには予選会(QT)を通過しなければなりません。
そのエントリー料が何と21万円!
そこから経費がかかって来ます。
4日間競技になりますので、練習ラウンド最低1回だけにしても5ラウンド分のプレー料
遠隔地に基本なりますので、5日分の宿泊費、食費、交通費。
これが予選は4段階ありますので✖️4
当然その間の収入はありません。
この予選会の最終ステージの上位数十人だけが翌年の試合に数試合出れる様になります。
自分で書いてて何ですが、厳しすぎるwww
自分の周りにもこの費用がキツくてチャレンジを諦めて行く人は多くいます。
実力を付けるしかありませんので、試合経験を積む必要があります。
知らない人も多いと思いますが、小さな試合は各地で開催されています。
優勝200万〜10万くらいまで規模によって様々です。
ここにもエントリー料や諸々の経費がかかりますし、賞金は上位者だけですので、
マルマル赤字で終わる人が半分以上です。
ゴルフ業界のお金の問題!何とかまりませんかね?w
ゴルフ人口が減っている今、プレーヤーを増やしたいこの業界。
ここでも足枷はゴルフはお金がかかること。
イメージそのものもお金がかかる印象ですよね?
練習するのも、移動するのも、道具を揃えるのも、プレーするのもお金がかかるので
安くなったとはいえまだまだ敷居が高いスポーツ。
うまく改善できないと、ジュニアや若い人の人口を増やすのも難しいですし
プロのレベルが上がっていくのも難しいような気がします。
レッスン活動やゴルフ場の仕事
ほとんどのプロはレッスン活動や、ゴルフ場の中の仕事や、マスター室などで
生計を立てています。
どんな仕事をしていても、プロになる時には賞金稼いでやっていきたい!
その思いでプロになっているはずです。
そういう僕もQTにチャレンジしながらレッスン活動していますけどね(^ ^)
もし、この記事を読んでる方がプロの先生に習っている方がいたら
絶対試合に行きたいという思いがあると思いますから、ぜひ応援してあげてください!